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HUAWEI FreeClipレビュー

室内最強説ある

初のオープンイヤー

今見たら8月6日に買っていた。大体3ヶ月弱使っていることになる。もっと前に買っていたような錯覚を覚えるほど使い込んでいる。

FreeClipは初めてのオープンイヤーだ。

HUAWEI FreeClip - HUAWEI 日本

いままでカナル型信者だったが、とあるイベントで骨伝導イヤホンを貸してもらって一日つけた経験や、骨しゃぶりさんの 俺に骨伝導イヤホンの質問するならこれ読んで - 本しゃぶり を読んで骨伝導もよいのでは?と思ってきて色々探した。用途としてイベントスタッフのトランシーバーのイヤホンマイク、もし音質が問題なければリモートワークでのweb会議の使用を想定している。

が、なんだかんだ色々探した結果、"耳を完全に塞がないで外音を取り込み可能"という要件では骨伝導の他にオープンイヤーも視野に入った。

骨しゃぶりさんのブログのはてブのコメントにもFreeClipを押す声があり、"初めてはこれでええか"と購入した。

決めては骨伝導は見た目が結構いかつくて、イベントのスタッフで使う分には少しお客さんに威圧感があるかも/見た目結構好き/後頭部までいちいち回すのだるい という概ね見た目が強い。

室内での使用

カタログスペックうんぬんは他のガジェット詳しいマンに任せて使用感のレビューをする。

まずは自室で使用しているときのレビューだが、めちゃくちゃ良い。

何が良いかというと、まずは軽量かつ小型なので生活で行う行動の一切の邪魔にならず、ずっとつけていられる。

1日中つけていられる気もするが、バッテリーだったりFreeClipでは難しい場面もあるので、平均して3~5時間ぐらいは連続してつけているとおもう。(それでも十分だと思うが

音に関してもメインで使っているSHUREのSE215より音の解像度?みたいなのが発揮していて、実況動画とか配信見ていると「同じゲームをSE215つけてやってるけど、こんな音聞こえたことないが…」という気持ちになるときが多々ある。特にタルコフの草むらの音や足音、はFreeClipの方が断然聞こえると思う。

とはいえ、全部FreeClipのほうが良いかというとそんなこともなく、解像度が高くてもその音の質?みたいなのは他のカナル型イヤホンに分が上がる。これはもう仕方のないことだが、聞くに耐えないかといわれるとそんなことはない。普通に聞いてられる。配信や実況動画程度のカジュアルに聞く分には良いが、ちゃんと腰を据えてキレイに聞きたいみたいな要望のときは別のイヤホンやヘッドホンを使った方が良いよレベル。

あと防水なのでお風呂でアニメ見るとき重宝してるし、一番助かるのは掃除や料理しているときにPCからのスピーカーだとほぼ聞こえないが、FreeClipなら聞こえるのはかなり良い。

個人的におすすめの用途はVRデバイスと併用するとより没入感が高まる。僕は時々VRchatをやっているが、カナル型イヤホンもよいのだが、オープンイヤーだと仕組み上カナル型イヤホンと違って物理的に"外"でなっているのでなんか臨場感増した感が出る。気のせいかもしれんけど。

マイクに関しては普段はAudioTechnicaのAT2035とYAMAHAのAG03を組み合わせて使っているが、FreeClipに変えたところで特に支障はなさそう。聞こえづらくなったという話は一度もない。もしかしたら多少聞こえづらくなったかもしれないが、気にならない程度なのかもしれない。自分で聞いたこと無いのでわからん。

AT2035|マイクロホン:コンデンサーマイク|オーディオテクニカ

ではずっとつけっぱなしかというと、やっぱりそんなことなくて、さっきも書いた音質に拘らないといけないときの他に、Bluetoothの宿命である"遅延"が気になるときがある。

遅延は環境によって変わるが、僕の場合大体0.15~0.2sec = 150~200ms 前後の遅延を感じる。FreeClipがSBC/AAC対応なので概ね規格通りといえる。

それぐらいなら大差ないと思うかもしれないが、以下の資料ではテレビでは音声の遅延は125~185msを超えると許容範囲を超えるとなっている。

5.4 音声と映像の相互作用に関わる人間要因|テレビ会議教科書|VTVジャパン株式会社

これがweb会議では特に顕著で、相手から見ると、

音声の発生→自分のPCで音声をデジタルに処理→相手のPCへ送信→相手のPCで受信→BTに送信→相手の耳に届く

というプロセスを経ているのでさらに遅延して音声が届く。つまり会話の間が増えるということだ。相手からだけではなく自分から相手への送信も然り。

すでにコミュニケーションを何回か取っている間柄だったら良いとは思うが、はじめましての人やそもそもweb会議の独特の間に慣れていない人には極めて耐え難い間であることは意識しなくてはならない。映像と音声の遅延より、そもそも会話の遅延のほうがよりシビアでダメージがでかい。

なので僕は初めて話す人やweb会議に慣れていなさそうな人の場合は有線イヤホンをつけるようにしている。自分が楽より相手に寄り添う姿勢は忘れないようにしましょう。

とはいえ使い勝手は非常によくほぼ毎日起きてる時間はつけっぱなしが多い。

見た目もよく、つけっぱなしを忘れて外にでても、ややいかついイヤリングつけてるなぐらいしか思われない。ズボラな僕にはぴったしだ。

室外での使用

前提として普段室外ではLinkBuds Sを使っている

LinkBuds S | ヘッドホン | ソニー

ジムでの使用

ジムって室内じゃね?

って思うかもしれないが、オープンイヤーからしてみれば室外扱いってことで。

週に1・2回程度フィットネスジムに行っているが、一回FreeClipをつけていったことがある。

結果、あんまり聞こえない。

なぜならジムは普段からまぁまぁな音量で音楽やアナウンスが流れているからだ。

ジムでの主な使用用途として、周りの音を消して好きな音楽を流して集中したい/有酸素運動中にアニメ見たい、の2点だが、まずオープンイヤーはノイキャン無理なので前者は消え、アニメも周りの音がうるさくてかなら聞きづらい。音をデカくすれば聞こえるかもしれないが、だったらLinkBuds Sで良くないか?

ランニング/ジョギング

どうでもいいけど、ランニングとジョギングの違いは主に速度と言われていて、活動強度のMETsが違うんですって。

たまに外を軽くジョギングすることがあるが時間によっては結構良い。

というのも、普段はカナル型+ノイキャンなので周りの音が聞こえないようにしているが、外音が聞こえないのは割と危ないと思っているので外でジョギングするときはノイキャンを切っている。

とはいえ、日中車がガンガン通っている横を走っているとなんにも聞こえん。

逆に夜の車が通っていない時間帯はかなり良い。

まぁ安全面では良いかもしれないが、音楽を聞きたいという要望は難しいという感じ。

通勤

電車だと音漏れ怖くて無理。

それに人混みが苦手で外音を遮断したいのでLink Buds Sのノイキャン最高!となっている。

あとは通勤時はマスクをつけているが、かなり干渉する。着けているときはいいんだが、マスク外すとFreeclipも持ってかれる。

イベント

今年の夏コミでとあるブースのお手伝いをした際に使用した。壁サーほどではないが人は途絶えずにお客さんと会話したり注文聞いたり、ブース主が現地で来れないのでDiscordで通話しながらの作業だった。

最初はLinkBuds Sの片耳を使っていたが、どうしてもお客さんの声が聞こえづらいので途中からFreeclipに切り替えた。

外音の取り込みがオープンイヤーの最大のメリットなのでお客さんとの会話は問題なく、ブース主との会話も音量を結構大きめにしていたので問題なかった。

マイクもそれなりにノイキャンしていたので問題なくこちらの音声が届いていた。

さらにブース自体は3・4人で回していたが、女性の売り子さんにもブース主との会話を繋げたかったがカナル型だと耳垢などで貸すのをためらったが、オープンイヤーだとそういった心配はしなくてよいのはかなり良き。

充電もかなり持つので10時か11時ぐらいからつけっぱなしだったが問題なかった。

まとめ

全体的に非常に満足している

銀の弾丸ではないが、かなりのケースで有用だと感じている。値段は3万弱とそう気軽に試せる値段ではないかもしれないが、ぜひとも"室内"で試してほしい。家電量販店とかだと周りの音楽が邪魔でそこまで恩恵は感じないと思うが、付け心地は試せると思う。

それに音質もあまり期待してなかったがかなり良い。

室内/室外通して言えることだが、装着感はかなりよく、カナル型に比べて圧倒的に装着脱着のコストも低い。

ぜひともおすすめしたい一品である。